東京都が生成AI活用事例集を公開

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録画公開中「君たちはどうジピるか -AIと教育の最前線」

JLEMENA2024特別ワークショップの録画とスライドが一般公開されました。教師に今すぐ必要なAIに関する知識が詰まっています。ワークショップに参加した方もされなかった方も、ぜひご覧ください。

フル動画はこちら👇

シンポジウム後 #JLEMENA2024#君たちはどうジピるか のハッシュタグが賑わっています。ぜひご感想や質問をハッシュタグ付きでTwitter/Xでお寄せ下さい。

2分で分かる「君たちはどうジピるか」

ティーザー動画も作りました。2分でワークショップの概要がわかります。

スライドも公開中!

ワークショップでご紹介した事例やAIサービスへのリンクがたくさんありますので、こちらもぜひご活用ください。こちらからどうぞ。

らいけんのAIプロンプト集

ウェブ検索に依存していたWeb2.0的な授業準備をする時代は終わりました。AIを活用した授業準備はそこからバージョンが1つ上がって、授業準備3.0とでも呼ぶべきものでしょう。これまで教師がGoogleなどで検索して、関係ありそうな情報を1つずつチェックしていた手間や、手作業で授業のアウトラインやスライドを作成していた手間の全てがなくなるわけではありませんが、その大部分をAIで自動化することが可能です。

授業準備3.0プロンプト集は、教師がChatGPTやCopilotを活用し、効率的で創造的な授業準備を行うための道具となるプロンプトを厳選し、使いやすく編集してまとめたものです。

ジピレカスNEWS

東京都が生成AI活用事例集を公開

東京都から、見やすく、内容も多岐にわたるプロンプト用例集が無料で配布されています。

「都職員のアイデアが詰まった 文章生成AI活用事例集」より

学生にも教師にも、2024年2月の段階でAIチャットボットのプロンプトについて説明したければ、もうこれを配れば十分でしょう。ただし、こうした情報の賞味期限はせいぜい半年なのでそのつもりで。

2024年1月〜最近のAI動向まとめ

らいけんの主観で選んだ、要注目の動向です。

OpenAIが「GPTストア」をオープン

OpenAIはGPTストアの正式な立ち上げを発表、ユーザはGPTを見つけ、作成したAIアシスタントから利益を得ることができるようになる見通し。

  • ユーザコミュニティによって作成された300万以上のカスタムGPTを公開。

  • 米国内ビルダー向けの収益プログラムが近々開始される予定で、利用実績に基づいてクリエイターに報酬が支払われるとのこと。

何がすごいのか:
「AIを使ってこんなことができるかも」と閃いたら、きっともう既に世界の誰かがやっています。我々はそれを探すだけ。無ければそこで初めて作れば良いのです。今後はスマホのアプリを探すように、特定の用途にカスタマイズされたGPTをまず探してみる、というのが業務効率化のルーチンとして定着しそうです。

マイクロソフトが「Copilot Pro」を発表

マイクロソフトがMicrosoft 365アプリ群のAI機能を強化するCopilotチャットボットのプレミアムプランである「Copilot Pro」を発表。

  • 月額20ドル(3200円)のCopilot Proは、OfficeアプリのAIやOpenAIの最新モデル(今はGPT-4 Turbo)への優先アクセスなどを提供。

  • このサブスクはMicrosoft 365 PersonalおよびFamilyの契約者が利用でき、新しいCopilot GPT Builderが含まれる。

  • Copilot for Microsoft 365は現在、中小企業向けに一般提供されており、サブスクは1ユーザー/月あたり30ドルから。

  • Copilotの無料版は、GPT-4の可用性を「ピーク時以外」に制限。

  • iOSとAndroidのCopilotアプリも発表された。

何がすごいのか:
有料版のChatGPT Plusを使いこなす自信がない人でも、ワードやパワポにAIが組み込まれているなら、もっと簡単に使えるでしょう。これで完全に仕事の仕方が変わったと言えます。「パソコンを使う=Wordを使う」みたいな感覚の人こそ、Copilot Proを使うべきだと思います。たった20ドルなのでどんどん利用し欲しいと思います。

Google Bard、全言語でGemini Proを搭載

GoogleのAIチャットボット「Bard」が大幅に更新され、Gemini ProというAIモデルが搭載。

  • Gemini Proで推論と言語能力が向上。

  • 英語だけでなく、すべての言語でGemini Proが利用可能。

  • Imagen 2モデルで画像生成も可能。

  • Gemini Proはlmsys.orgのランキングで2位を記録、GPT-4に迫る勢い。

何がすごいのか:
ようやくGoogleがOpenAIに追いついてきたということ、Gemini Proよりもさらに高性能なGemini Ultraがこれから発表予定であることは注目に値するでしょう。画像生成ができるようになったのも便利ですね。ちなみに上記ランキング、本稿執筆時点ではGPT-4-0125-previewの急上昇を受けて、Gemini Proは3位に転落しました。

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