無料でGPT-4を使え! - 君たちはどうジピるか

【終了間近】「教師のためのChatGPTガイド」半額セール

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【終了間近】年末年始キャンペーンで半額!(1/11まで)

教師のためのChatGPTガイド: AIを活用した教育の手引き」がAmazon.co.jpの年末年始キャンペーン対象に選ばれました。

セール価格は税込625円で、期間は2024年1月11日までです。

本書の主な特徴:

  • 経年劣化しない「考え方」が分かる

  • 実践的プロンプトが豊富!

  • Kindle Unlimited対応

  • 世界13カ国のKindleストア🇺🇸🇬🇧🇩🇪🇫🇷🇪🇸🇮🇹🇳🇱🇯🇵🇧🇷🇨🇦🇲🇽🇦🇺🇮🇳で発売中

新しい時代において教師が何を考え、どう行動すべきかについて書きました。皆さんの周りの先生方やAIに興味のある方々にもお薦めいただければ幸いです。

君たちはどうジピるか:無料でGPT-4を使え!

皆さん、無料版のChatGPTをすこし使ってみて、「AIってこんなもんか」と思ってしまっていませんか?それはヤバいです。今すぐGPT-4を無料で使い始めましょう。

「無料版ChatGPTを使う」ことの問題

無料版ChatGPTで使用されているモデル、GPT-3.5 turboは素晴らしい技術ですが、多くの人がそれを「AIの全て」と誤解しています。これは大きな問題です。

旦那、それ1年以上前のモデルですぜ

無料版ChatGPTを使うことで得られる「生成AIはこういうことができる/できない」という肌感覚は、実はもう1年以上も前のものなのです。GPT-3.5の体験だけをもって「AIってこんなもんか」と思ってしまうのは、ちょっと早計にすぎるかもしれません。だって皆さん、生徒たちには常に探究心を持ち、学びを深めることを教えていますよね。同様に、私たち自身もAIの進化に対して、好奇心を持ち続け、新たな知見を受け入れる姿勢が大切です。GPT-3.5は素晴らしいツールですが、それがAIの全てではありません。常に進化するAIの世界に、柔軟かつ積極的に向き合うことが、教師としても重要なのではないでしょうか。

GPT-3.5は「追い越して当然」の目標になった

そして興味深いのは、2023年に発表された多くの新たな言語モデルが、無料で使えて、しかもGPT-3.5の能力を超えているということです。ClaudeやPerplexityを使わずに無料版のChatGPTにこだわる理由は、あまり多くはないでしょう。

依然としてGPT-4が最強

2023年に各社が新たにAIチャットボットを発表しましたが、結局そのどれもがGPT-4には及びませんでした。「GPT-4を超えた」と豪語していたGoogle Gemini Ultraは、その発表の数日後にプロンプトを改良したGPT-4に性能で追い抜き返されています。

つまり、依然としてGPT-4は最強のモデルであり、いま利用するならGPT-4が最善の選択だということです。

なぜ「ChatGPTプラス」が最強なのか

そして2023年3月の発表以来、GPT-4(ChatGPT Plus)に追加されてきた機能を見てください👇

  • 3月:GPT-4発表

  • 5月:プラグイン、Webブラウジング

  • 7月:コード解釈(高度なデータ分析)

  • 8月:カスタム指示、ファイルアップロード

  • 9月:音声入力、画像入力

  • 10月:画像生成(DALL-E)

  • 11月:カスタムGPT、スピーチ機能

この一覧を見ても意味がわからないかもしれませんね。想像してみてください。画像入力ですよ。教科書を見せれば、アクティビティを勝手にデザインしてくれるんですよ。音声入力ですよ。いちいち文字を打ち込む必要すらなくなったんですよ。画像生成ですよ。「いらすとや」を卒業できるんですよ。スピーチ機能ですよ。何の準備もせずに会話練習ができちゃうんですよ。

この中で無料版のChatGPTでも使えるのは「カスタム指示」だけです。ChatGPT Plus優位性が、とんでもなく高いことがおわかりいただけますでしょうか?教育に限らず、AIを活用しようと思ったときにどちらを利用すべきかは明白です。

「無料版ChatGPT」から「GPT-4」へステップアップ

さあ皆さん、悪いことはいいませんから、有料版のChatGPT Plusを、1か月だけお試しでもいいですから使ってみてください。今までの人生は何だったのか、というほどの衝撃を受けることでしょう。

(こんなに熱心に宣伝しても、らいけんはOpen AIから1銭ももらえません。回し者ではありません)

いやいや、それでも月に20ドルを払いたくない、どうせ使いこなせないもん、という方もいらっしゃるかもしれません。でも大丈夫です。俺達のサティアがやってくれました。

Bing ChatはGPT-4を無料で使える!

2023年2月という早い段階で、マイクロソフトBingとAIの統合が発表されています。Bingの一番の特徴は、GPT-4が無料で使える世界最大のプラットフォームであることです。今すぐ飛んでいって使ってみてください!

GPT-4でできることのかなりの部分が、Bing Chatでも可能です。例えば:

  • マルチモーダル:テキスト、画像入力と生成、Web検索

  • プログラミング:複雑なコーディング、データ分析、視覚化

  • スマホのアプリもある

等々です。経済的あるいは地理的その他の事情で最新のChatGPTにアクセスできない人々にとって、これほど大きな救いはないでしょう。

Bing Chatは「Copilot」に名称変更

Bing Chatは「Microsoft Copilot」に名称変更されました。今は両者が別々に存在していますが、将来的にはCopilotに統合されていくものと予想されます。今から使うのであれば、Copilotの方が良さそうです。

ChatGPTには無い機能もある

Copilotは音楽の生成や、ビデオの理解ができます。これはChatGPT Plusでも今のところできないことです。

  • 音楽の生成:Suno AIを利用した音楽トラックの生成

  • ビデオの理解:Edgeで視聴したビデオの要約や質問への回答

注意:GPT-4が使えるのは2つのモードだけ

Bing ChatとCopilotには「会話のスタイルを選択」というスイッチがあります。この中で、GPT-4を利用しているのは「より創造的に」か「より厳密に」を選択した時だけなのでご注意ください。デフォルトの「バランスよく」はマイクロソフト独自のモデルだそうです。

いかがでしょうか。無料版ChatGPTの経験は大切ですが、GPT-4へステップアップすることで「生成AIの現在進行系」を体験できます。教師の皆さん、ぜひこの機会にGPT-4の世界を探索してみてください。きっと新たな発見があるはずです。教育の未来は、常に進化する技術と共にあります。

update: 1/21 らいけん講演のお知らせ

らいけんが「AIと教育」に関するワークショップを行います。予習教材も含め、大幅に情報を更新しましたのでお知らせします!

私たちは検索エンジンで答えを探す時代から、インターネットと対話する時代へと歩みを進めています。この大きな、そして急激な変化の波をうまく乗りこなし、教育の新しい形を一緒に創り出しましょう。この特別ワークショップでは、教師の皆さんが生成AIを教育にどう活用できるかを一緒に学び、新技術への適応力と創造力を向上させることを目指します。ここでは、ただ聞くだけでなく、自分の考えを共有し、実際に体験し、仲間と共に学び合う、積極的な参加をお願いします。このワークショップで、教師としての新しい挑戦を始めましょう。

  • 開催日:2024年1月21日(日)

  • 時刻:エジプト時間11:00-13:00(日本時間18:00-20:00)

  • タイトル:「君たちはどうジピるか - AIと教育の最前線」

  • 内容(予定):AI最新動向の紹介、授業準備の効率化、グループ演習など

  • 参加費:無料

「教師のためのChatGPTガイド」出版から半年の間に、再びAIが大きく進化したことについての紹介や、実際にAIチャットボットを使ってみる演習を予定しています。奮ってご参加ください!

ワークショップのゴール

  1. 生成AIの教育分野での活用と将来的な影響、現代の教育環境の変化への理解を深める。

  2. AI技術を教育現場にどのように適用するための実践的な方法を学び、具体的な方法論を得る。

  3. テクノロジーの進化に対応し、創造的かつ効果的に問題解決を行うためのヒントを得る。

事前に用意するもの

  1. Microsoftアカウント(無料で作成できます):ワークショップの演習ではMicrosoft CopilotまたはBing Chatを利用する予定で、アカウントが必要になります。普段からPower PointやExcelを使っている方はアカウントをお持ちのはずですが、そうでなくても新規に無料で作成可能です。上記リンクからサインインできることをご確認ください。

  2. ChatGPTのアカウント(無料で作成できます):無い人は登録しておいてください。お住まいの地域によっては登録できないかもしれませんが、その場合はPoeというサイト経由でChatGPTを利用できると思います。

予習教材

講師紹介

らいけん(@thunder_bark

IT講師。システムエンジニアや大学講師を務めた後、EdTechや教師のスキル向上に関する情報発信や指導に従事。著書「教師のためのChatGPTガイド」がAmazon売れ筋ランキング(インターネット・Web開発)で3位を記録。

本ワークショップは、「中東・北アフリカ日本語教育オンラインシンポジウム(JLEMENA)2024」というオンラインシンポジウムの一環です。日本語教育を対象としたイベントですが、ChatGPTの教育利用に関する報告が多く予定されています。

  • テーマ:「◯◯年後の日本語教育」

  • 使用言語:日本語

  • 参加費:無料

  • 日時:2024年1月19-21日

  • スケジュールやプログラムがこちらで見られます。

らいけんへのお仕事依頼はこちら

生成AIの教育利用のほか、大人のITリテラシー、プログラミングスキル、英語力向上のお手伝いもできます。

  • 講演、研修

  • 寄稿、原稿

  • オンラインレッスン

等、お気軽にご相談ください。

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